4月 |
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91/365日目 | 『たまにはね』
野鼠の住処に入ったら、旅人が小さくなっちゃって. なんの魔法だか分からないけど暫くは背に乗せて歩くことにするよ. …あれ?ライリー大きくない?
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92/365日目 | 『銀蛇に伝えて』
可愛い獣、銀蛇に伝えて. “私の国で4匹の肺魚が生まれたわ. あなたの大切な瑠璃の街を護れるよう、強く育てて.” 届けてくれたら干し肉をあげるからね、さあいってらっしゃい.
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93/365日目 | 『花の夢に備えて』
大樹の年輪も数え、翅も育て終えたから、次の花の夢では私も花畑へ行くわ. あなたたちがくれる花束もいい香りだけれど、咲いている場所に行きたいの.
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94/365日目 | 『星の灯りで暖を』
「ライリー、脚をかして!星灯りをあげる. 少し撫でてあげるとぽわりと温まるよ. 向こうで旅人が焚火を用意してるって言ってたから、今夜の旅はこのくらいにして帰ろう」
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95/365日目 | 『瑠璃の城主』
私の瑠璃の城と楽園便は気に入ってくれたかしら. 特別な一隻だから、メロウが大切だというあの人間に乗ってもらえてよかった. あら銀蛇帰ってきていたのね. 肺魚の4兄弟もしっかり鍛えてあげて.
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96/365日目 | 『鬣犬は夢の中』
あの先?それとも、足元かな. 境界は私も見たよ. でもそれが空だったのか、地中なのか、海底なのか、ヴェルに記憶を預け忘れてしまったの.
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97/365日目 | 『竜の魔法を見た夜』
竜へと変わる身体に驚いた. 珍しい魔法を見たんだ. 思い通りに掴める夢などない、揺蕩うだけだと知ってはいたけれど、実際にこうなってみると……これで、私も早く走れるかな?
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98/365日目 | 『街1番の大きな猫』
大きい猫だ. 旅人が言っていた獣の背に乗る夢、猫の彼女を連れて行ったら叶うかもしれない. 「君はどこへ?」「知らない、気の向くままに」「…」またたび草でも探してこよう…!
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99/365日目 | 『柊の庭』
砂塔を抜け柊の庭を目指す. どこもかしこも鏡面で寝転んだら最後、空と地面があべこべになりそうだ. 「ついておいでね、しっかりね. 」そう言う間に毛玉たちは飛びだしていったけれども.
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100/365日目 | 『怪獣ごっこ』
「あなたが家来ね、私は怪獣.」 そんな遊びを始めたのは、夢遊世界に来たばかりの小さな獣たち. ナイトブルーのリボンを結いて友達の証!と楽しそうな姿が美しく見えた.
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101/365日目 | 『星崩しの冠』
星を砕いて、さらさらに. そうして砂遊びのようにあの冠の形を造っていくんだ. そうしたら角の生えた獣も喜んでくれるかな.
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102/365日目 | 『簡易な革の紐靴』
冒険の最初に手に入れるような、革の紐靴. 険しい山脈登りや闘いには向いていないけれど、軽くてうんと早く走れる. この姿の私は爪だってあるんだ. もってこいだ!
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103/365日目 | 『夢の冒険へ』
夢を見かけて境界へ飛び込んだ. ぶつかるかなと思ったけど、そんなことにはならなくて、気づけば宙の中に居た. 「此処が、夢遊世界?」
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104/365日目 | 『ネコ科ステッキ』
私が拾った魔法、いかが?口元はふわふわ、尻尾も生えるし、速く走れる脚も貰えるよ、変わりに猫舌にもなるけどね. 「私元々猫舌だから問題なし!魔法かけて!」
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105/365日目 | 『宇宙まで乗せて』
「ぽんぽこりんね、かわいい. あなた、南極じゃなくて宇宙まで行けるの?そう. そのふわふわの背乗って月の街を旅できるなんて、夢のようだわ!」「…どっこいせ、と.」浮かんでいるからのぼるのはちょっと大変ね.
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106/365日目 | 『羊化け』
羊の目. つぶらで暗闇、夜空にも見える. わたしはそんな毛に覆われた生き物の身体から一握りの綿を得た. 礼を伝え旅路に戻ると、そのクリーム色の綿は雲となり溶けていった. あの獣はだれだったのだろう.
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107/365日目 | 『豹の柄ができた夜』
夜から落ちて来た星が、あの獣にぶつかったんだ. するとそれはじゅわりと広がって、毛皮を美しく染めた. 羊のような生き物も、豹柄になったこの獣も、変容の姿を見るのが楽しい.
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108/365日目 | 『大きな獣の耳よ』
ああ今夜もこうして、人間用ではない、特別なボンネットを被るの. 私そっくりに化けていた狐の子、あの子みたいに大きな耳があったのなら.
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109/365日目 | 『護衛ふたたび』
僕たちまた護りを固めて. でも今回も、何にも起こらないよ. 途中でパンのいい香りがする街を歩いた. そのたびにぐうとお腹が鳴るんだ. だからね今日は、ポケットに飴玉を忍ばせてきた!
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110/365日目 | 『海底の一番星』
海底で見つけた一番星、それはアンコウでした. 「私は海の警備をしているの。小さなタツの子には気をつけてね、あなたの飾り毛に巻きついちゃうから」
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111/365日目 | 『約束の夜』
月から旅立つ約束の夜. 私たちはここで、夢遊世界へ向けて歩むことを決めた. あなたの翼、牙、鱗の輝きは私が見てきたどんなものよりも綺麗だった.
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112/365日目 | 『花薫る』
花の夢の中で、僕たちの身体が解けて行った. 夜鯨を探すために旅をしている途中で、小さな種を拾ったんだ. それが居眠り草だなんて知らなかった. 僕たちはそうして花の夢を見た.
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113/365日目 | 『廻る竜のお話』
暫く月の周りを回ったら、朝が来たんだよ!今日も僕が太陽を連れてくる. 待っていて!「……がおがお、それはあなたが飛び回る間に夜が明けただけなのでは…!でも楽しそう. 私も廻ろうと!」
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114/365日目 | 『翠目に会って』
夢の中では珍しい、翠目の獣. 「恐竜なのかな?何サウルスだろう?スピノ…?」幾つもの星が映るあの鰭にフリルをかけてあげたら、背に乗せてくれるだろうか.
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115/365日目 | 『タツのオトシゴ』
背鰭はとげとげで、とても乗せてくれそうにはありません. でもあの獣が首に巻いている赤薔薇色のリボンは、ワニのお姫様からもらった布にそっくり!もしかして、家来の1人かしら?
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116/365日目 | 『ヴェルに似て』
ヴェルに似ている仔馬、でもお腹に戸棚がないね. 大きい窓は潜るだけ、小さい門はどうだろう?あの子の住処だとしたら、その秘密を知っているだろうか.
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117/365日目 | 『ローエイを知ってる?』
ローエイという獣に出会ったのなら、その鬣をよく見て. 星が煌めく日はいいことがあるし、深海のように凪いでいるのなら夜の息吹に気をつけてね. 私?わたしは違うわ.
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118/365日目 | 『記憶の届け先』
「ヴェル、私の方ばかり見ているけれど、あなたの記憶の届け先は前の星々よ」「うーんでも、君のリボンが不思議な色に染まっているからさ」「あなたの角だってそうよ、綺麗ね」
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119/365日目 | 『水生の鎧』
水生の鎧を身に纏う. それぞれの鰭が波やクラゲのように揺れ動き、泳ぎの手助けをしてくれるそう. 僕たち、夜鯨に追いつくためにはこうしなきゃ、って思っていたんだ.
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120/365日目 | 『雄羊布団』
大きな羊に寝床を貸してもらった. 暖かくてふわふわで、僕たちも毛玉なんて呼ばれているけれど比べ物にならないくらいモフんわりな夜だったな.
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