7月 |
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182/365日目 | 『海の底で拾って』
珍しく姿を見せたメロウから、海底に星芒を見たのだと聞いた. 沈んだ星の灯火は既に消えているかもしれないけど、その跡を拾って欲しいのだと.
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183/365日目 | 『神殿の端で』
「少し先の雲中に、君が入れる大きな神殿があるよ!」「……。」「?」「そうか、君は此処がいいのだね. ぼくたちも、くたびれたクッションがだいすき!」
7/3
184/365日目 | 『種ひとつ』
兎が作った温室に納められたのは、見たこともない種、そのひとつぶだけでした. 「いいじゃない、これだけだって. きっと、絶対何より美しい花となるわ!」
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185/365日目 | 『手紙を運んで』
「もしよければ、川の向う岸に手紙を届けてくれる?中身は“尾を生やす魔法”よ.」「ええもちろん!その手首のフリルをくれるなら、誰よりも速く届けてくるわ.」
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186/365日目 | 『星絹の扇子』
砂上にこれが落ちていたの. ぱららと開くと扇子のようになって、とってもかわいい. あら、刻印があるわ. 鉤爪の跡みたいね…
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187/365日目 | 『絵本の境界』
私は幾つもある境界の、“絵本の間”の番人としてこれを抱える. 物語が進むのは本の中から誰かが境界を跨ぐ時だけ. その日を楽しみに、次に出会う誰かを待ち遠しく思う.
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188/365日目 | 『君と夢の旅をする』
私の始まりの願い、それは君とまた旅をすること. 夢の中で見かけるだけでは物足りなくて、共に様々な地を巡りたかった.
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189/365日目 | 『黒曜石の踊り子』
「レーベンが見たという蜥蜴はこの子?」「いいや、彼女は白雪のような肌だった. 彼は…そうだな、灯火の源が黒曜石のように見える. 」
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190/365日目 | 『あなたの灯火』
あなたの灯火は無垢の白. 少し星が付いていてとても綺麗. 毛玉たちは、淡い翡翠のような色合いね!草花の薫りもする.
7/10
191/365日目 | 『神樹塔の約束』
「君のその鎧、神樹塔で出会ったオコジョが彫っていた柄によく似ている. 「ええ、私はあの獣と約束をしました.これはその時に貰った証です.」
7/11
192/365日目 | 『軌跡杖の石』
あなた、私が見えてる?今軌跡杖を編んでいるのだけど、仕上げの鉱石を何にするか決めかねていてね. あなたはこの杖にどんな石が似合うと思う?夢の中で教えて.
7/12
193/365日目 |『また花籠を』
始まりの夢、小さな花籠を届けに雲の街へ行ったことを思い出す. 「私、こんなにも様々な記憶を戸棚に入れられるなんて思っていなかった.」今夜はあの時より大きな籠を運びます.
7/13
194/365日目 |『今度こそ、あなたのお城へ』
「私、あの時あなたがティータイムをしたいって言ってくれて救われたの. でも本当はあなたのお城へ行きたい. だから、魔法を教えてくれる?」
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195/365日目 |『もうすこし此処に』
「「せっかくの寝床の夢!」」旅人は鈴蘭のドレスでおめかしをしたというのに、毛玉たちが退いてくれないようです.
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196/365日目 |『水晶鱗のサンキャッチャー』
(コンコン!)「ガラスのサンキャッチャーを探しにきたのだけれど…」「人間だ!珍しい. ここにあるのは僕の鱗を結晶化させたものだけ. 綺麗だからよかったら貰ってよ」
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197/365日目 |『楽園便の時刻表』
「…いけない. 私、ここの時刻表の読み方教わるの忘れちゃった. 」「大丈夫だよ!踊って待っていれば、いつかくるさ!」
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198/365日目 |『君に見せるため』
「旅人は、この灯火を知っているだろうか?」夜空色を模した様々な銘品. これらは全て、毛玉と旅する人間へ見せるためのものだ.
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199/365日目 |『竜の窓』
ふと窓の外を見たら、大きな大きな竜がいた. わたしは毛玉たちに「起きて!」って言ったんだけれど…パチン!そこあるのは深い夜だけだ.
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200/365日目 |『星芒の槍』
おや、あれは星芒の一本だ. 夢遊世界の銘品の一つと呼び繭糸に包まれていたはずだけれど、彼はそれを掲げている. 生まれ名に近しいものがあるのだろう.
7/20
201/365日目 |『星紡ぎシリーズ』
夢に生まれ沢山の織物を仕立てた. その中でも気に入っている星絹のカーテンを使ったシリーズ. これは獣たちに好評なんだ!私も履いているこれだよ.
7/21
202/365日目 |『僕たちひとっ飛び』
星絹ケープをフリル襟に縫い合わせたとっておきの1着. きっとヴェルにピッタリだって旅人も言ってた!あの子より僕たちの方が速いから、すぐに渡したくて持ってきたよ.
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203/365日目 |『夜空留めのチェック』
集めた夜空がほつれないよう、透けるチェック生地で包んだの. あなたも、あなたたちも、どこかで会ったことあるかしら?
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204/365日目 |『太古の落とし物』
海岸に落とし物をしたかって?うん、確かにそれは私のものだ. けれど気に入っているんでしょう. それならあなたにあげる. 代わりにその鏡をちょうだいな!
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205/365日目 |『森獣の化け姿』
森に住む獣の兄弟は、外の世界を知りません.「俺の魔法は夢遊世界で1番だ!兄弟、もうじきお前も使えるようになる. 化けて驚かせにきてくれよ!」
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206/365日目 |『城に成る』
永久の灯火を持つ竜でさえも、いつかは夢遊世界の城と成る. 海底で沈めば海底神殿となるように. 彼らはこの街を造り、そうして夢を語るのだ.
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207/365日目 |『砂上の窓辺』
窓は砂上にもできるんだって.この前見つけたものなんて、随分と時間が経ち飾り付けられていた. 私と毛玉も星を3つ、そばに置いて行くことにしたよ.
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